外国為替市場の不都合な真実

ヘッジファンド等のプロのお客さんや同僚のディーラーは、「専門家」の予想を全く聞いていません。メディアに流れている情報は想像と妄想、ねつ造と勘違いばかりです。なぜ皆さんは信じるのですか?

プロフィール

富田 公彦

Author:富田 公彦
中西けんじ参議院議員(自由民主党:神奈川県選挙区)秘書
元JPモルガン・チェース銀行為替資金本部副本部長
1980年東京大学経済学部卒
富士銀行入行(1986年退職)
以後、JPモルガン、モルガン・スタンレー、ステート・ストリートなど米系金融機関に通算26年勤務
2013年金融市場から引退
ケイマン籍ヘッジファンドの経営には失敗(^_^;)シマッタ

<著書>
「なぜ専門家の為替予想は外れるのか」
(経済評論家・山崎元氏の書評)

「為替ディーラーの常識非常識」(共著)

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もしかして、、、素人ですか?

2015.10.29

category : トンデモ情報

18:05 - 2015年10月29日
「FOMC声明文がタカ派的だった為、12月利上げの可能性が高まったとして長期金利が上昇し、ドルが堅調に推移した」

だから!長期金利の上昇したからドルが上昇したんじゃなくて、「同時だ」って言ってるでしょ。

この人もマーケットに出たことがないですね。

投機筋の円売りポジションが解消した」
って、そんなもん1カ月以上前から解消してるでしょ。

2011年から5年分の超長期のチャートなんか見せるから、横軸が圧縮されて分からなくなってるけど。
そもそもIMMなんて、小口の投機家だけですよ。
(続き)
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エコノミストじゃないですね

2015.10.28

category : トンデモ情報

7:15 - 2015年10月28日
「失業率が下がると、追いかける様に賃金が上がる関係がある。
1988年と2006年。今回も遅ればせながら、上がってくるであろう。
雇用コスト指数が上がれば、利上げ反対派も賛成に回るだろう」

え?失業率と賃金上昇の関係って、フィリップス曲線の話ですから、そんなことは常識でしょう?

「過去30年間に2回あったから、今回も」と言う説明はおかしいですね。

「過去30年間、失業率が下がれば賃金は上がってた。
しかし、2010年以降5年間で失業率が5%も改善したのに、賃金は2%程度の低い伸びに留まっている。
雇用構造が変化したのではないか?」

と言う問題提起がなされていることを、ご存じないのでしょうか?
(続き)

これじゃプロの相手は無理です

2015.10.28

category : トンデモ情報

6:46 - 2015年10月28日
「FOMCの声明文から、『世界経済や金融情勢の悪影響』と言う文言が取り除かれるかどうか」と、『労働市場が後幾分(some)改善したら』と言う文言が変われば、12月の利上げが示唆されたと解釈される。しかし経済指標次第でしょう」

これじゃ、プロのお客さんからは相手にされません。

文言が変わるのか、変わらないのかに関して、きちんと分析を披露するのがストラテジストの仕事です。

たとえば

「9月以降、世界経済や金融情勢は落ち着いて来ている。従って、悪影響に関する記述は、若干穏健なものになる可能性がある。
しかし、もう大丈夫とは言わないだろう」

「幾分と言う記述が入った7月から、雇用者数は50万人増加し失業率も低下した。
従って、変えてもおかしくはない。
しかし、イエレン議長はハト派であり『広義の失業率』が下がらないことを問題視しているフシがある。
文言を変えて、市場に混乱を起こすことは避けるだろう」

と言う程度の、「自分の分析」を披露するべきではないでしょうか?

「今後の経済指標次第ですね」では、まったくお話になりません。

ヘッジファンドやグローバルな投資家なら、二度と電話に出てくれないでしょう。
もちろん社内のポジションテイカーも相手にしてくれません。

<ご注意>
今書いた「FOMCの声明文が変わるかどうか?」の分析は、私の思いつきを書き留めただけです。もう、現役じゃありませんから分析を詰めていません。

あくまで「ストラテジストは、こう言うことを言わないとダメですよ」と言う例です。分析は信じないでください。

ちなみに、私はストラテジストではありません。

カスタマー・ディーラーでした。

プロのカスタマー・ディーラーは、ただの営業マンや電話番ではありません。

古だぬきのカスタマー・ディーラーだと、この程度の分析はストラテジストに頼らずにやれますよ((^┰^))ゞ
(ツイートした原文です)

「分かりません」と言う勇気も必要です

2015.10.28

category : トンデモ情報

6:24 - 2015年10月28日
「昨日は、日銀が金曜日の政策決定会合で追加緩和を見送るとの思惑で、円高となった」

??「昨日」になって、出てきた話じゃないでしょ??
ずい分前から、「追加緩和」に関する議論はされています。

先日、麻生財務相と本田内閣官房参与が追加緩和に否定的な発言をした時の話をしているのならわかりますが、、

「どうして円高に行ったんでしょうね。よく分かりません。見送ると言う思惑が広がったかなとでも考えないと、昨日の円高傾向は説明がつきません」と言う方が、ずっと正直だと思います。
(ツイートした原文です)

「腹痛が痛い」「命が死ぬ」「危険が危ない」市況情報

2015.10.27

category : トンデモ情報

10:01 - 2015年10月27日
今日、目に入ってしまった市況情報

「ドルが全般的に弱含んだ為、ドル円の上値が重くなった」
「ドルが多くの主要通貨に対して強含む中、ドル円は121円台を回復した」

こう言うのを「腹痛が痛い」「命が死ぬ」「危険が危ない」と言うんでしたよねヾ(´▽`;)ゝ

「先月までは米金利とドルの相関は低かった。
しかし、現在は強まってきている。
また、米経済指標と米金利の相関も強まっている。
よって米経済指標次第でドルが上下動する。
米国経済指標の重要度は一頃に比べて高まっていると言えよう」

何が言いたいのやら(-.-)

こう言う「相関教」の信者が、まだいるんですよね。

自分でリスクをとらないので、死にませんから、、、
(ツイートした原文です)

それ本当ですか?

2015.10.26

category : トンデモ情報

6:28 - 2015年10月26日
TVの朝の経済チャンネル、、、

「中国人民銀行の追加緩和を受け、人民元売りドル買いとなった事から、ドルが全面高となりドル円も、、、、」

あれ?そんなことがあるんかいな?

ロイターもブルームバーグもないんで、インターネットのロイターの英語版で調べるしかありませんが、どうも日本時間の午後8時55分が速報された時刻の様です。

この時間に、人民元(CNY)の取引は行なわれていません。日本時間の午後5時半でおしまいです。

オフショアの人民元CNHはありますが、、、
(続き)

トンデモ・テクニカル分析の悲惨な結末

2015.10.24

category : トンデモ予想

11:10 - 2015年10月24日
10/19日に

「間違ったテクニカル分析に基づいて『ドル円が落ちる』とTVで言っている専門家がいる」

と指摘しました。

当時、私が「危惧している」と指摘した通り、ショックに弱い状態だったので、119円台半ばから121円台半ばまで上昇しています。

別に結果論で批判するつもりはありません。

ただ、彼の予想通りドル円は落ちたとしても論拠が間違っていますから、「結果オーライ」でしかありません。

とんでもない相場予想がメディアで語られている事実として、記憶にとどめておいて頂きたいと思います。
(ツイートした原文です)

市場でリスクを取っている人間と感覚がまったくズレてますよ

2015.10.23

category : トンデモ予想

5:39 - 2015年10月23日
昨日は、次の番組に出てきた女性(新生銀行の政井さん)の外国為替に関する予想や解説があまりに滅茶苦茶だった為、その件だけをツィートしてしまいましたが、実はモーサテでも、野村證券の池田さんが悲惨な予想が出されていました。

「今日はECBの理事会に注目。新たな追加緩和策はなく、記者会見で緩和姿勢を以前より強く出すに留まるであろう。
従って、記者会見後には現在売られ気味のユーロが買い戻される」

と言うものです。

確かに、追加緩和策が具体的に決定されることは無く、記者会見では「数人のメンバーが追加緩和を求めた」ことを認めました。

しかし、この記者会見を受けて、ユーロは大幅に下落しました。
(続き)

ここまで凄まじい相場予想は見た事が、、、

2015.10.22

category : トンデモ予想

7:20 - 2015年10月22日
モーニングサテライトをBSで見た後、ほったらかしにしていたらモーニング+が始まりました。

いつもは株式のアナリストが個別株の分析を取り上げるのですが、今日は外国為替の専門家として新生銀行の政井さんと言う方がが登場していました。

おかげで、とんでもない為替予想を聞くことができました。
(続き)

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