外国為替市場の不都合な真実

ヘッジファンド等のプロのお客さんや同僚のディーラーは、「専門家」の予想を全く聞いていません。メディアに流れている情報は想像と妄想、ねつ造と勘違いばかりです。なぜ皆さんは信じるのですか?

プロフィール

富田 公彦

Author:富田 公彦
中西けんじ参議院議員(自由民主党:神奈川県選挙区)秘書
元JPモルガン・チェース銀行為替資金本部副本部長
1980年東京大学経済学部卒
富士銀行入行(1986年退職)
以後、JPモルガン、モルガン・スタンレー、ステート・ストリートなど米系金融機関に通算26年勤務
2013年金融市場から引退
ケイマン籍ヘッジファンドの経営には失敗(^_^;)シマッタ

<著書>
「なぜ専門家の為替予想は外れるのか」
(経済評論家・山崎元氏の書評)

「為替ディーラーの常識非常識」(共著)

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VIX指数とドル円の水準を比べて「円高が行き過ぎ」ですって!?

2016.01.19

category : トンデモ予想

SMBC信託銀行の尾河さん、
「8月にVIX指数が50を超えていた時と比べると、今は27ぐらいだ。それなのに同じ水準まで円高が進んでいる」
「(VIX指数が示す)市場の不安度合いと比べると円高は行き過ぎ」

え?そんな無茶苦茶な、、、、

VIX指数の水準と為替の水準に、何か関係があるんですか?

確かにTVに出している部分だけを見ると、何となく関係がありそうですがそんな訳がありません。
vix指数とドル円―短期

急いで過去5年のVIX指数とドル円のチャートを上下に並べてみました。
「水準の話」なんて、絶対に出来ないことが一目瞭然です。

下のチャートの赤い線から右の部分だけを切り取って、しかも水準が合う様に目盛りを調節して見せただけです。

こんな話を信じて「そうか円高は行き過ぎだ」なんて、絶対に考えないで下さい。

vix指数とドル円―長期

そもそもVIX指数の算出法と根拠をご存じなんでしょうか?

要するにオプションのボラティリティです。しかも「株式」ですね。為替ではありません。

ボラティリティとは、値動きのドタバタ度合を指します。

従って、計算の対象となる株価指数が過去と同じ水準だとしても、急落している時とゆっくり動いている時、毎日一定の割合で動いて到達した場合とドタバタしながら到達した場合では、VIX指数は全く違った数値になります。

しかも、どこまでも上がり続けたり、下がり続けたりするものではありません。時々大きく変動することがあっても、必ずある一定の水準の間を上下動します(2段のチャートの上の方がVIX指数です)。

いくらなんでも、、、

次の「プロの眼」コーナーでの為替の解説なんですが、コメントしたくありません。

間違って見てしまった方は、きちんと記憶から消してくださいね。
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