外国為替市場の不都合な真実

ヘッジファンド等のプロのお客さんや同僚のディーラーは、「専門家」の予想を全く聞いていません。メディアに流れている情報は想像と妄想、ねつ造と勘違いばかりです。なぜ皆さんは信じるのですか?

プロフィール

富田 公彦

Author:富田 公彦
中西けんじ参議院議員(自由民主党:神奈川県選挙区)秘書
元JPモルガン・チェース銀行為替資金本部副本部長
1980年東京大学経済学部卒
富士銀行入行(1986年退職)
以後、JPモルガン、モルガン・スタンレー、ステート・ストリートなど米系金融機関に通算26年勤務
2013年金融市場から引退
ケイマン籍ヘッジファンドの経営には失敗(^_^;)シマッタ

<著書>
「なぜ専門家の為替予想は外れるのか」
(経済評論家・山崎元氏の書評)

「為替ディーラーの常識非常識」(共著)

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日経の「井の中の蛙大海を知らず」情報

2015.12.19

category : トンデモ情報

17:16 - 2015年12月19日
12月15日の日経新聞夕刊「マネー底流潮流」のタイトルは、「FX投資家 巨額のドル買い」です。

一体なんだろうと思ったら、「外為証拠金取引大手4社の顧客のポジション合計が、約24億8千万ドルだった」でした。

あらま、これって「巨額」なんですか? ヾ(´▽`;)ゝ

この記事を書いた方は、情報源が悪いだけでなく不勉強です。

我々の最小取引単位は1百万ドルです。これを1本と呼びます。10本程度なら普通の取引です。100本だとちょっと多いかなです。
1000本だと、さすがに1回の取引では「かなり多い」と言う事になります。

この24億8千万ドルは、2480本です。従って「かなり多い」、、、、訳ではありません(笑)。

記事では「ゼロから一週間で2480本までポジションを増やした」としています。5営業日とすると、1日「たった496本」です。1回の取引で500本は、珍しくありません

ましてや、1日で496本なんて、、、

もし、1日、いや1回で2480本ポジションを動かした一人の投資家がいたとしても、「ちょっと大きかったね」でオシマイです。市場への影響は、ほとんどありません。本に書いた通りです。

こんな記事に騙されないで下さい。

後半は「円高派」「円安派」の「専門家」の、どうでも良い予想を並べて紙面を埋めてあるだけです。無視して下さい。

そう言えば、この方は5月頃に「ミセス・ワタナベ対IMM」と言う投機筋の対決話を、面白おかしく書いていましたね。しかも2週間続けて。

週刊誌ネタならともかく、真っ当な経済紙の書く記事ではありません。

「外国為替市場」について、正しい情報を集める事を、正しい認識を持つ事を、強く希望します。
読者に誤った情報を流しておいて、いい加減な「専門家」に騙されたでは済みませんよ。
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