外国為替市場の不都合な真実

ヘッジファンド等のプロのお客さんや同僚のディーラーは、「専門家」の予想を全く聞いていません。メディアに流れている情報は想像と妄想、ねつ造と勘違いばかりです。なぜ皆さんは信じるのですか?

プロフィール

富田 公彦

Author:富田 公彦
中西けんじ参議院議員(自由民主党:神奈川県選挙区)秘書
元JPモルガン・チェース銀行為替資金本部副本部長
1980年東京大学経済学部卒
富士銀行入行(1986年退職)
以後、JPモルガン、モルガン・スタンレー、ステート・ストリートなど米系金融機関に通算26年勤務
2013年金融市場から引退
ケイマン籍ヘッジファンドの経営には失敗(^_^;)シマッタ

<著書>
「なぜ専門家の為替予想は外れるのか」
(経済評論家・山崎元氏の書評)

「為替ディーラーの常識非常識」(共著)

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「テクニカル」は、便利な目くらまし用語です

2015.12.22

category : トンデモ予想

6:34 - 2015年12月22日
新生銀行の政井さん、
「為替が専門」「的確な為替予想」と紹介されていたのですが、全く内容がなく呆れてしまいました。

「テクニカル」と言う言葉を、わずか2分程の間に3回も使いました。
しかし、この「テクニカル」が何を意味しているのか意味不明です。

こんなチャートを出してきて、「大きな陰線が出ました。ああだこうだ」と全く意味不明です。
100日と200日の移動平均線、その交差に意味があったと言う記憶はありません。

政井さん

要するに「テクニカル」と言う単語で目くらましをして、発言時間をつぶしただけです。

この方は、以前にも「52週移動平均線」と、「1か月前ぐらいの上値と、前日の高値を結んだ直線(上値抵抗線らしいです)」で三角形を作り、

「三角持ち合いです。これを下に切れたのでドル安です」

と言う奇妙なテクニカル分析を披露していました。

まじめにテクニカル分析で為替相場と戦っている人が見たら、ビックリしてひっくり返るのではないでしょうか?
結果論ですが、その後ドル円は上昇基調をたどり125円台をつけました。

そもそもストラテジストやエコノミストは、絶対に「テクニカル的に」とは言いません。

「あく抜け感が出れば」
「政策当局の本気度が試される」
「金融政策の不透明感が払しょくされれば」
「金融緩和補完策の理解が難しい。評価が定まっていない。24日の記者会見に注目したい」

と、何やらもっともらしい言葉が並んでいますが、これではキャスターと同じレベルです。

私には「為替の専門家」にも「マクロ経済の専門家」にも見えません。こんな方を「専門家」と称して登場させるメディアの見識を疑いたくなります。

ディーラーでも、ストラテジストでも、エコノミストでもない、メディアにとって便利な方なのではないでしょうか?

そう言えば「〇〇銀行の××さん、為替が専門、的確な予想」だけで、どの部門のどういう立場の方か紹介がありませんでした。

東短リサーチの加藤さん、野村総研の井上さん、JPモルガンの菅野さん、バークレイズ証券の北野さんなどなど本物が出た時だけ話を聞いてください。

日中のドタバタには役に立ちませんが、ファンダメンタルズを正しく理解する事は、投資家やヘッジファンドなどと同様の投資(投機)をするには必要不可欠です。

それにしても、どうして出演者が、こんなに玉石混交になるんでしょうね?
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