外国為替市場の不都合な真実

ヘッジファンド等のプロのお客さんや同僚のディーラーは、「専門家」の予想を全く聞いていません。メディアに流れている情報は想像と妄想、ねつ造と勘違いばかりです。なぜ皆さんは信じるのですか?

プロフィール

富田 公彦

Author:富田 公彦
中西けんじ参議院議員(自由民主党:神奈川県選挙区)秘書
元JPモルガン・チェース銀行為替資金本部副本部長
1980年東京大学経済学部卒
富士銀行入行(1986年退職)
以後、JPモルガン、モルガン・スタンレー、ステート・ストリートなど米系金融機関に通算26年勤務
2013年金融市場から引退
ケイマン籍ヘッジファンドの経営には失敗(^_^;)シマッタ

<著書>
「なぜ専門家の為替予想は外れるのか」
(経済評論家・山崎元氏の書評)

「為替ディーラーの常識非常識」(共著)

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中国経済に関して感じる事

2016.01.25

category : 雑談

私は中国経済の専門家でも、中国政治の専門家でもありません。

ただ、中国の改革開放路線以来の歩みを、一経済人として見続けて来ました。

最近、感じている事を書き留めておきます。昔話が多くなって恐縮ですが、、、

1)経済のかじ取り役の顔が見えない
中国の政治家で「経済」と言えば、鄧小平元国家主席を思い出す方も多いかと思われます。
確かに「改革開放路線」を明確に打ち出し、国家の方向性を変えた訳ですから当然でしょう。

ただ、私にとっては「朱鎔基首相」であり、「王岐山(政治局常務委員)氏」です。

中国の経済体制や経済構造、企業が、様々な矛盾を抱えている事は、当然分かっています。
それでも、この二人が「市場経済」の事を理解している点が、大きな安心感になっていました。

朱鎔基首相は、もはや過去の方です(おそらく90歳が近いでしょう)。
王岐山氏は健在ですが、今は腐敗撲滅運動の方に注力されている様で、経済面には全然出てきません。

今は誰がかじ取りをしているのか、一向に見えて来ません。
これは、中国の様な中央集権型の独裁国家においては、大変な不安材料です。

2)習近平国家主席は経済に興味がない?
習近平国家主席は、着実に権力を把握していると思います。

ただ、これまでの国家主席の様に「市場経済化」「民間部門の成長」を志向しているのか、若干不安があります。
と言うより、あまり「経済」に関する方向性が見えて来ません。

経済問題は二の次三の次ではないか?と言う疑念を市場関係者に持たれている様な気がします。

3)周小川中国人民銀行総裁が目立たなくなった
見識の高い方だと思います。
独立性のない中央銀行の総裁として、大変な苦労があると思います。それでも経済の発展に寄与してきたと思うのですが、最近ほとんど発言をお聞きする事がなくなりました。

政権の経済軽視路線の余波が及んでいる様にも見えます。
年齢的な事もあり、引退モードなのかもしれません。

以上、とりとめがないのですが「どうも経済重視じゃない」と言うところが、根本的なところで中国経済に対する不信感につながっている様に思われます。
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