外国為替市場の不都合な真実

ヘッジファンド等のプロのお客さんや同僚のディーラーは、「専門家」の予想を全く聞いていません。メディアに流れている情報は想像と妄想、ねつ造と勘違いばかりです。なぜ皆さんは信じるのですか?

プロフィール

富田 公彦

Author:富田 公彦
中西けんじ参議院議員(自由民主党:神奈川県選挙区)秘書
元JPモルガン・チェース銀行為替資金本部副本部長
1980年東京大学経済学部卒
富士銀行入行(1986年退職)
以後、JPモルガン、モルガン・スタンレー、ステート・ストリートなど米系金融機関に通算26年勤務
2013年金融市場から引退
ケイマン籍ヘッジファンドの経営には失敗(^_^;)シマッタ

<著書>
「なぜ専門家の為替予想は外れるのか」
(経済評論家・山崎元氏の書評)

「為替ディーラーの常識非常識」(共著)

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ

スポンサーサイト

--.--.--

category : スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

これってテクニカル分析ですか?それと、10年債利回りなんて、、、

2016.01.06

category : トンデモ予想

8:00 - 2016年1月5日
SMBC信託銀行プレスティアの尾河さん
「テクニカル的には、120円のサポートを切った。目先一段の下げがある」

ドル円

以前ツイートした通り、専門家が「テクニカル的に」と言った時は、まったくの思いつきかその場しのぎのごまかしです。
そもそもこのチャートからは、「どうして120円がテクニカル的なサポートとなるのか」まったく不明です。

本にも書いた通り、私自身はテクニカル分析を為替に持ち込む事に否定的です。ただ、真面目にテクニカル分析をやっている方が、こんな線を引くとは思えません。

少なくとも私が学んだ中には、こんなところに線を引いて良いと言うルールはありませんでした。ダメと言う教科書はありましたね。

<120円と言う大台を意識する人がいる。そこを明確に切った事で、市場の心理が変わる可能性がある>と言った方が、ずっと素直だと思いますよ。

「日米の10年債利回りの格差拡大で、ドルがサポートされる」

10年債利回り

何度もツイートしているので、もう皆さんの耳にタコが出来たと思います。10年債利回りと為替とは無関係です。それどころか、2014年は「逆相関」、 つまり逆方向に動いたと言うのに、なぜ「金利がぁ」と言い続けるんでしょう?

「雇用統計も良さそうなので、ドルは堅調だろう」

え?「良さそう」なんて、どこから出てきたんですか??
非農業部門雇用者数のコンセンサスは、11月とほぼ同じの前月比+21万人ぐらいと言う予想だと思っていました。

予想より上ブレするんですか!?すごい予言ですね。

「10月をピークに労働市場は幾分軟化。しかし、依然として堅調な改善傾向が見られる」と言うのが、真っ当なエコノミストの意見ですが、、、

10年債利回りとドル円です。2014年をよくご覧ください。逆に動いていますよね?
10年債利回り
ドル円

あ、テレビでは2015年1月からしか出してないですね。都合の良いところだけ切り取るのはルール違反ですよ。

要するに、初めに「ドル高」と言う結論を置いて、都合の良い材料を集めてきただけとしか思えません。だから「雇用統計が良さそう」なんて予言も出るんでしょう。

これは、私が駆け出しの頃に「絶対にやっちゃいかん!」としつこく言われ、私自身もしつこく言い続けた事です。
スポンサーサイト

PrevEntry |  to Blog Top  | NextEntry
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

Copyright ©外国為替市場の不都合な真実. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha. Photo by sozai-free 2000px.

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。